【センバツ】 松山東、選抜初勝利! エース亀岡優樹が投打で活躍!! インタビュー内容とともに 【試合結果速報】
(投打に活躍した松山東のエース亀岡優樹 毎日新聞のwebサイトより拝借しました)
第87回選抜高校野球大会5日目第3試合は、82年ぶりに出場した21世紀枠の松山東(愛媛)と、強豪 二松学舎大付属(東京)が対戦。松山東が5-4で競り勝ち、2回戦進出を決めました。松山東は選抜初勝利です!!
2015年8月29日 読者さまからのご指摘により、試合経過を一部修正いたしました。ご指摘くださった方、ありがとうございました。
4回表、松山東は無死満塁から、5番 亀岡優樹(3年)が高めの球を見逃さずライト前に運んで先制。さらに1死満塁から、7番 山田大成(2年)の初球スクイズで1点を追加。この回、2点を奪う。
6回表には、無死一、三塁から再び4番 亀岡がレフトオーバーの2点タイムリーツーベースを放ち、二松学舎大付を突きはなす。さらに7回表、1死一、二塁から3番 酒井悠佑(3年)が、打ちあぐねていた二松学舎大付のエース大江竜聖 (2年)のスライダーをレフトに運び、1点を追加した。
一方の二松学舎大付属は、2点を先制された4回裏に、4番 北本一樹(3年)が大会7号となるソロホームランをレフトに叩き込む。
6回裏には、1死満塁から6番 今村大輝(2年)がセンター前にタイムリーを放ち2点を返し、1点差に。さらに2死一、二塁から8番 大江竜聖(2年)がセンター前にタイムリーヒット、同点に追いつく。
しかし、反撃もここまで。最終回には、松山東のミスも絡みサヨナラのチャンスをつかむが、攻めきれなかった。
試合後、NHKで放送されたインタビューと談話は以下の通りです。
■堀内準一監督
――どんな気持ちで校歌を歌った?
堀内「夢の世界が、いま現実に起きているというような気持ちです」
――監督自身もOBで、いろいろな想いがあると思うが?
堀内「OBの方々の気持ちも乗せて、この一戦にかけようと思っていましたし、僕自身もOBですので甲子園で勝つことができて、本当に最高です」
――スタンドの盛り上がりもすごかったが?
堀内「すごく力になりました」
――最後の場面(最終回サヨナラ負けのピンチの場面)もひやひやしたが?
堀内「野球は簡単に勝たせてはもらえないので、(選手たちが)しっかり守ってくれたと思います」
――シーソーゲームになったが、監督から見てどんなところが一番良かったか?
堀内「このような試合展開でしか勝つことができないと考えていたんですけれども、先に1点取れて、子どもたちが自分の力を発揮してくれたと思っています」
――強硬、スクイズといろいろな攻撃を見せていたが?
堀内「普通に打ってもなかなか点が取れないと思っていたので、いろいろな作戦を出していこうと思っていました」
――よく選手が応えたと思うが?
堀内「プレッシャーがかかる場面で、よく決めてくれたと思います」
――亀岡投手のピッチングについては?
堀内「彼の持ち味が充分に出たピッチング。落ち着いたマウンドさばきで、最高だったと思います」
――試合中はどんな声をかけていた?
堀内「もう少しうわつくかなと思っていたんですけど、子どもたちが落ち着いて、地に足がついていたので、作戦なども一つひとつ確認しながらやりました」
――思い通りの野球はできたか?
堀内「ちょっと、できすぎです。はい」
――82年ぶりの春選抜。学校としても歴史的な1日になったと思うが?
堀内「選抜の出場にあたって、OB、同窓会、学校関係者……さまざまな方のご尽力をいただいてここまで来ましたので、その方々に喜んでいただけて本当にうれしいです」
――監督も笑顔だが?
堀内「はい、ありがとうございました。
■亀岡投手の談話
(取材に応えるための)壇上にあがってから「勝った」という実感がようやくこみあげてきました。9回は走者を出してあせったけれども、気持ちを切り替えていくことができました。そして、アルプスの大応援団。すごく力になりました。
自分は粘り強い投球が持ち味だけど、今日は終始それができました。80点です。インコースを攻めることについては今日のテーマだった。
(3打点のバッティングについて)特に2本目のタイムリーは「つまった」と思ったけれども、振り切ることができてあそこまで飛んでくれました。
編集者が個人的に印象に残ったのは、インタビューに応じる堀内監督の笑顔です。最後まで笑顔で質問に応えていました。82年ぶりの選抜出場、そして春初勝利。うれしいに決まっていますよね!
勝った松山東は、東海大四(北海道)と豊橋工業(愛知)の勝者と、28日(土)に2回戦を戦います。もし豊橋工業とあたることになると、21世紀枠同士の対戦になります! 東海大四と豊橋工業の試合にも注目です!