【ドラマ】 2015年、話題の春ドラマ見どころ&あらすじのまとめ!! 木村拓哉、境雅人、相場雅紀、斉藤工、安部サダヲ、大島優子など、大物が続々!!
3月も下旬に入り、1月にスタートした冬ドラマが続々最終回を迎え、すでに4月からはじまる春ドラマの足音が聞こえてきました。最近では、各局が次クールに放送する連続ドラマの番宣もよく観るようになりましたね。それにしても、そのどれもが魅力的で、いったいどのドラマを観ればいいのかわからなくなるほど! というわけで今回は、春ドラマの見どころ&あらすじを一挙にまとめます!
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なかなか斬新なタイトルの『心がポキッとね』は、「キレちゃった男 小島春田(阿部サダヲ)」、「ストーカー女 葉山みやこ(水原希子)」、「悩めない男 大竹心(藤木直人)」、「いい歳して自分探しをする女 鴨田静(山口智子)」という、めんどくさい4人の男女が奇想天外に織りなすラブコメディ―です。
キャラ設定を聞いただけで「本当にめんどくさい連中だな」という感じがしますが、こういう人たちは子どもよりむしろ大人に多いものですよね。いってみれば、今回のドラマはある意味「大人のラブコメディ―」。ブラックユーモアを交えて描き出すコメディーでありながら、現代を生きる人々が抱える心の闇をとらえます。
脚本を担当するのは、岡田恵和(おかだよしかず)さん。代表作に『ちゅらさん』(NHK)、『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』(フジテレビ)、『最後から二番目の恋』(フジテレビ)などがあります。
1999年に放送された『彼女たちの時代』(フジテレビ)では、26歳という微妙な年齢に揺れる3人の女性像や、リストラや倒産などの絶望を受け止め、なんとか立ち上がろうとする男性像を描き、大きな話題となりました。
主人公の羽村深美を演じた深津絵里さん、リストラされるサラリーマン佐伯啓介を演じた椎名結平の演技力もすばらしかったです。
今作『心がポキッとね』も、悩み傷つきながらも懸命に生きる人たちの姿が描かれるドラマになりそうですね。
(公式サイトからのキャプチャ)
大学病院を舞台に、医師たちの出世争いや三角関係、不倫、恋愛など複雑に絡み合った人間関係を等身大に描くラブストーリーです。
主演は、現在もっともセクシーな俳優といわれている斉藤工さん。昨年放送されたドラマ『昼顔~平日午後3時からの恋人たち~』(フジテレビ)で見せた肉体美と低く甘い声が女性たちを魅了しています。最近では、雑誌『an・an』でモデルの比留川游(ひるかわゆう)さんと熱いキスシーンを交わし話題になりましたね。
斉藤さんはこのドラマについて、「最初の2話分の段階で、本来最終話で描かれるような展開になっていて全く先が読めません。90年代って結婚をゴールに設定した作品が多かった印象がありますけど、実際はハッピーエンドの後に現実のドラマが待っていると思いますし、現代はそこをいかに描くかという時代になりつつあるのかな」と語っています。
先の展開が読めない、実際の恋愛のようなドラマ。いったいどういうドラマになるのかが楽しみです。また、番組プロデューサーのいう「最もセクシーな俳優」である斉藤さんが演じる恋愛ストーリーですから、もしかすると、濃厚なラブシーンも描かれるかもしれませんね。
(公式サイトからのキャプチャ)
相場雅紀(主演)×池井戸潤(原作)で描かれる月9初のサスペンスホームドラマがはじまります。
第1話のあらすじはこうです。ある日、主人公の倉田健太(相場雅紀)が、ストレスからか仕事帰りの駅のホームで割り込み乗車をしようとしたところ、男とトラブルになった。その後、バスに乗り換えるとその男も同じバスに乗り込んでくる。健太はやっとの思いで逃げて帰宅するが、翌朝、家の花壇がめちゃくちゃにされていた。健太は、昨夜の男の仕業ではないかと疑いを持つが……。
まるで『世にも奇妙な物語』のような展開です! このあとどうなるのでしょか……。
また、今作ではドラマのオリジナルキャラとして登場する雑誌記者に沢尻エリカさんの配役が決定。沢尻さんの連ドラ出演は、昨年4月期に放送された『ファーストクラス』(フジテレビ)以来です。
(公式サイトからのキャプチャ)
日野倫太郎(堺雅人)は、「ひとりひとりの心に寄り添い、より幸福な人生へと導く」精神科医。テレビ出演や著作も多数あるほど人気があるだけでなく、鋭い洞察力で病んだ人の心を見抜く。しかし、恋愛には無頓着で、「恋愛は一過性の精神疾患のような状態」とまで言ってしまう。そんな倫太郎に転機が訪れる。あるお座敷で売れっ子芸者の夢乃(蒼井優)と出会ったことで、彼の人生が狂っていく……。
医療モノで扱われるのは外科が多く、精神科医という設定はちょっとめずらしいかもしれませんね。 主役を演じる堺さんは、脚本を読んだ第一印象を「非常に難しいと思いました」と話しています。「いい外科医なら『手術が成功しました』ということで表現できますが、いい精神科医ってなんだろうと、僕のなかでわからなくて。実際に病気で苦しんでいる方がいらっしゃいますから、わかったフリが一番怖い。精神科医は『わかるよ』って共感するのが仕事という面がありますけど、あんまり言われると『わかってたまるか』って腹が立つこともあると思うんです」、「そもそも”人の心って治せるのかな”というところから、もどかしいくらいに慎重にやっていこうと思っています」
2011年公開の映画『ツレがうつになりまして。」でうつ病の患者を演じたときは、『こんなものじゃない』という意見もあったのだそう。
本当に難しいテーマのドラマですが、いったいどんなものになるのでしょうか。注目です!
(公式サイトからのキャプチャ)
大島優子さんの連続ドラマ初主演作品。演出は『ケイゾク』(TBS)や『TRICK』(テレビ朝日)、『金田一少年の事件簿』(日本テレビ)など、独特な手法で知られる堤幸彦さんほかです。
主人公 永光麦秋(大島優子)は、警視庁組織犯罪対策部(マル暴)に設置された暴力団離脱者相談電話(通称:足抜けコール)の担当官。「足抜けコール」に電話をかけてきた暴力団離脱希望者の離脱を妨害しようとする人物から、二度と妨害することがないよう念書(離脱承諾書)をとるのが主な仕事。離脱後は、職業のあっせんなども担当する。
決めゼリフは、念書をとるときに放つ「一筆、頂戴致します!」になりそうです。なかなか変わった設定のドラマになりそうですが、これも堤幸彦演出作品ならではでしょうか。ちなみに脚本は、刑事もののに定評のある櫻井武晴さん。特に『相棒 シリーズ』、『科捜研の女 シリーズ』(ともにテレビ朝日)を手がけてきました。
テレビドラマ界の大御所ともいえる堤幸彦さん&櫻井武晴さんが作るドラマのなかで、大島優子さんがどんな演技を見せてくれるのかが楽しみです!
(公式サイトからのキャプチャ)
2014年に放送された『HERO 2014』(フジテレビ)以来の、木村拓哉さん連ドラ主演作品です。
単身赴任先で爆発事故に巻き込まれ、過去5年間の記憶を失った家路久(木村拓哉)。3ヶ月のこん睡状態の経てかろうじて一命を取り留め、さらに3ヶ月のリハビリを受け社会復帰したした。だが、記憶を失ったために職場でも花形部署から閑職に追いやられ、仕事のできない男として扱われてしまう。ある日、久が家に帰ると妻と娘から戸惑いの目で迎えられてしまう。久は5年前に離婚した妻と娘が住む家に帰ってしまっていたのだ。そんな彼が物忘れ対策で常にとっているメモの1ページ目には、名前の部分がぐちゃぐちゃに消された「○○のことを心の底から愛している」という自筆の文字が記されていた……。
なかなか重い設定のドラマですね。木村さん本人も、「この役は正直『無理!』って思うぐらいに難しいと思います」と語っています。ただ、ちょっとしたコミカルシーンや微妙な関係の家族像の変化など、暗いだけのドラマにならないように配慮されているのだとか。
約1年半ぶりの連ドラ主演作。この難しい設定のドラマを、木村さんはどのように演じてくれるのでしょうか。楽しみです!
今回は、編集者が個人的に注目したい2015年春ドラマを6本ピックアップしました。 気になるドラマがあれば、ぜひチェックしてくださいね!!
(参考文献:『テレビナビ』首都圏版増刊号 2015年5月号)